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強風中のアプローチ

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強風下では2−48図のように地面近くの気流は乱れている。また、地上近くになるほど水平方向の乱れも増加する。平均すると2−48図の左側の風速分布図のように地面に近づくに従って弱くなり、地表面では急に減少する。
したがって、2−48図の点線のように航跡は上下し、速度計の変動もはげしい。このため、アプローチ中の速度近くまで増速する。たとえば風速が10m/秒のときには、90km/時の飛行速度を90+36=126km/時にすることが必要である。
また、2−49図のように、左右方向の振れもあるので、方向保持にも十分気をつけること。

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場周コース
場周コースについての説明に先立って、先に述べたアフローチのA−O,C−O線の中間のB−O線を起点に、場周飛行中の滑空比を一線上に引きのばしてみると、2−50図のようになる。

 

 

 

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